◆ミニバラ盆栽の楽しみ
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会長 跡 見 昭 |
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第9回国際バラとガーデニングショウにて |
古来よりバラは、私たち人間と深いつながりを持ってきました。庭園を華やかに彩り、女性を飾り、家の紋章となり、絵画に描かれ・・・。そして今、1千種もある品種の中から好みに応じミニバラを盆栽風に仕立て、美しい盆栽、楽しい盆景がご自宅の家族と共に微笑む、そんな楽しみが加わりました。
ミニバラの特性
下では大きく育つ樹種に針金を巻いたり、人工的に縮小させることなく、ミニバラ自体が大きくならない性質ですので、肥料を充分施し、のびのび育て、その中で織りなす花や樹形の美しさを楽しみます。
いろいろな楽しみ方
ミニバラは、多種多彩です。つる性のもので動物、鳥の植物造形や、懸崖仕立て、または色違いの三本仕立てのスタンダード作り。樹高の低いタイプの「メイドマリオン、スノーインファント、リトルタイニー」などを用いた盆景作り、小川の流れる故郷の思い出場所や、別れの一本杉など演歌の世界から、七人の侍や童話、名画に出てくる風景など80分の1程度の市販模型や人形をあしらうと物語性も広がり、楽しめます。 盆栽は植えてから一応根株が形になるまで最低5年以上はかかりますが、盆景は新苗の咲いた株を植え、その日から楽しめる利点があります。
品種の紹介
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現在バラは2.5万種もあるといわれています。多くの系統がありますが、その中でミニ種も1千種以上もあり、花茎が6pほどの大輪系、1pほどの小輪系、つる系とあり、花色も豊富にあり、花形豊富にあり、形も剣弁高芯咲きのものから、ポンポン咲き、一重咲きなど多種多様にあり、盆栽用には中小輪系とつる系が最適ですが、ステムの長いタイプは小輪でも不向きです。色別に簡単に品種の紹介をします。 |
■赤色系 |
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スタリナ、レッドミニモ、ブラ ックジャック |
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■ピンク系 |
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シンデレラ、ロスマリン、花便り、リトルタイニー、ピンク スタリナ、
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■黄色系 |
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サンミスト、ゴールデンロザミ ニ、ゴールデンサム |
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■白色系 |
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スノーインファント、雪姫、ホワイトミニモ |
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■オレンジ系 |
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ポニー、アバンテル |
主な手入れ
1.基本となる用土赤玉中小粒6に市販培養土、または牛糞3、EMボカシ0.5、ミリオン0.5を混ぜて使用しますが、最近ではハイポネックス培養土がが、育ちよく簡単で植え付け後の施肥も少なく管理が楽でお薦めします。 2.肥 料肥料は、3月、6月、9月の年3回、苔が肥焼けしないグリーンキングを指で埋め込みます。 3.薬剤散布薬剤散布は、住化タケダ園芸のベニカXスプレーなどが殺虫殺菌剤入りでベランダ園芸には手軽で便利です。多量の場合はミラネシン、サプロール、オルトランにトップドレッシングを加えて散布しますと艶も出て最適です。 4.置 場マンションなどのベランダが日当たり風通しもよく最適です。 5.繁殖の仕方挿木法がコンパクトで根張も面白く、よい形のものが得られます。促成方法として、現在私が試みていることは、HT、FLなどの花付きが悪くなった根株や幹模様の良いものを捨てずに堀上げ鉢植えし、芽生いた時点で各所に芽接ぎをすると、台木−中間樹種−接穂の関係で色、樹形の違ったものが出来、楽しさが加わります。 |
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台木 : ノイバラ |
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■ミニバラ盆栽の年間作業
春の作業
1.本剪定
3月初旬に盆栽の樹形を考え、 花咲く頃の姿を心の中に描きながら、樹高の約3分の2を剪定をします。同時に古幹なども根本から切り取ります。
2.肥 料
肥料は苔が肥焼けしないグリーンキングを指で埋め込みます。芽が出てくると人情で液肥を水がわりに施したくなりますが、盆栽は 美観上、表面に苔を張ってありますので、液肥をやると苔は茶色く 肥焼けして枯死してしまいます。
3.薬剤散布
ミラネシンとオルトランそれにトップドレッシングを加えて散布 します。このトップドレッシングは病気、害虫が付きにくく、葉の艶も良く最高です。
4.お手入れ
4月は、苔の中の除草をこまめに行い、混み合う枝の間引きし風通しをよくすると共に盆栽の樹形を整えます。
夏の作業
病害の広がりやすい梅雨期、そして高温と風による乾燥、夏はバラにとってもっとも苦手な季節です。
1.花がら摘み
5月の開花中から、汚れた花は こまめに切り取ります。結実のた めのエネルギーが新芽の成長に使 われ、9月まで次々と花が楽しめます。2.水やり
盛夏には、バラも人と共に夏バ テ気味。人はビールなどで涼をと りますが、バラに愛の心で朝夕水 をたっぷりやりましょう。
秋の作業
台風などの試練を乗り越えて咲く秋花は、色は冴え、花もじっくりと咲き、格別の味わいがあります。1.夏剪定
東京では9月1日〜7日までの 間に行います。剪定から45日で 開花するのが基準ですが、ミニバラは全体的に早咲きです。内側の 混み合う枝や老化幹、弱小枝などを切り、花や蕾のある枝も樹形を 考えながら思いきって切り、風通しをよくし、全体の3分の1ほどを切ります。
2.秋剪定
秋の剪定の目的は、10月中頃に花を揃えて咲かせる為に行います。秋花用に剪定が終わったなら、グリーンキングを施し、サブロールとトップドレッシングを散布し、鉢内の除草を行いましょう。
冬の作業
1.鉢の土替え
年に1回は土替えを欠かさず行いませんと、花つきが悪くなります。適期は鉢土の凍らない11月下旬が根切れも少なく作業が楽です。同時に仮剪定を行い、病虫害の残る葉も全部取り、冬木の雑木盆栽風に幹模様を楽しみます。
2.薬剤散布
病害虫を越年させないためにも、土替えが完了したら、ミラネシン、サプロール、オルトランの3液混合した薬剤を3月までに散布しましょう。
私の家のミニバラ盆栽達は、地価が高いものですから、屋根の上のベランダ15坪に4百鉢が住んでいます。朝の露を含んだスタリナの花が、キリットした姿で私を迎えてくれる。アァもうそれだけでよい。
屋根の上のベランダ 示しているのは、ピンクスプレー、左側は安曇野

